自転車の利用は近年、多彩な広がりを見せています。震災時の自転車の活躍や節電意識の向上、また健康意識の高まりなどを受けて、自転車通勤がブームに。趣味の領域では、長い距離を走ったり街を自転車でぶらぶらと散歩する「ポタリング」が流行しています。また流通業での自転車利用やレンタサイクルなど、自転車の活用方法も広がっています。
多彩な用途で利用が拡大している自転車ですが、利用環境という面では、日本はまだまだ課題がたくさんあります〔下記資料参照〕。日本では、自転車専用レーンの整備が不十分なため、車道では路上駐車など自転車が走行しにくい状況になっており、一方、歩道走行では歩行者と接触事故を起こす危険があります。また、放置自転車など、地域の環境を悪化させている問題もあります。
出典:国土交通省道路局「自転車をとりまく話題(参考)」を基に作成